削り取られてゆく
君の存在が私の外皮を削ってゆく
暴かれた 一糸まとわぬ むきだしの
''それ'' が
私の本来の姿だとでも言うつもりなのか
ああ
それでも それでも
君のその傲慢さまでもが今の私には心地よいのだ
暗く塗りつぶされ
ぐしゃりと音をたてて拉げてゆく ''それ'' を享受してしまおう
それは何という快楽なのだろう?
君の見ている世界は
私には視えそうもない
さあ
どうか
私を拒絶してくれ